Entries

某月某日



 千種の神無月書店の店主ご夫妻がシネマテークにいらっしゃいました。1月末をもって、書店を閉められたとのことで、その挨拶にみえたのです。
 個人的な思い出話しになってしまうのですが、思い返せば10年ほどまえ、古本が好きになりはじめた中学生の頃におじゃまして以来、神無月さんにはたびたび本を探しにうかがってきました。家の書棚を見渡しても、神無月さんでいただいた本がいくつも目に止まり、その本を購入したときの記憶がよみがえります。そのなかでも印象深いのが、澁澤龍彦責任編集『血と薔薇』の初版本。(10代の私にとっては大変高価なものだったので、母同伴での購入でした。)澁澤文化圏にどっぷりとはまって背伸びをしていた中高生の頃の思い出の一冊です。
 話が私的なことにそれてしまいました…。
 シネマテークも設立当初から神無月さんに大変お世話になってきました。写真にある神無月さんのカラー広告は、以前、シネマテーク通信に掲載させていただいていた広告です。素敵なロゴが印象的です。
 神無月さんは、お店は閉店されるとのことですが、今後はウェブ上での販売を中心に古書販売は継続して行っていく予定(公式サイト http://homepage2.nifty.com/kannazuki/)とのことです。ですが、シネマテークも、個人的にもお世話になってきた古本屋さんがあの場所からなくなってしまうのが残念でなりません…。(NA)

Appendix

プロフィール

cineaste

Author:cineaste
ここは名古屋シネマテークの事務所です。
仕事中は資料で散らかっているデスク。
そのまん中、誰からも手が届くところにかかさず置かれているのがおやつです。
周囲は美味しい飲食店に恵まれた今池ですが、なにかと時間に追われ、外へ食事に出ようにもままなりません。
持ちこんだり、差し入れで頂いたり、出張の手土産だったりする由来さまざまなたべものをいつも視界の端にしのばせて、今日も営業中。いらっしゃいませ!