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某月某日



 今、名古屋シネマテークでは『よあけの焚き火』『ワイルドツアー』を上映しています。この2本には共通点があります。実際にある物事や人の設定をそのまま生かしてフィクションの映画を作っています。ですので見ていると、あれ?ドキュメンタリーかな?フィクションかな?って思います。そういう映画ってすごくスリリングに感じます。映画の中のことが実際の(リアルの)ほうにも変化をもたらしているような、その瞬間に立ち会えたような気持ちになるからだと思っています。

 『よあけの焚き火』は狂言方の父が息子に稽古をつけるため、山の中にある稽古場で過ごす数日間のおはなしです。この2人を演じるのは大藏基誠さんと康誠くん親子。大藏流の狂言方なのです。対になる、ボイラー屋さんのような近所に住む親切なおじさんとそのお孫さんは、坂田明さんと鎌田らい樹さん。鎌田さんは女優さんで、坂田さんはジャズミュージシャンの坂田明さんなんだけど、どこをどう切り取ってもそこに実際に住んでるおじさんにしか見えないです。こちらの2人もリアルにおじいちゃんと孫に思えてきたりもします。不思議な味わいがあります。

 『よあけの焚き火』初日には土井康一監督の舞台挨拶がありました。撮影時のエピソードなどたくさんお話ししてくださり、観客の方々も熱心に聞き入ってらっしゃいました。お土産に「シュガーバターの木」、バターが挟まってるサクサクのラスクを頂戴してしまいました。美味しいです。ありがとうございました。(t.t)

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Author:cineaste
ここは名古屋シネマテークの事務所です。
仕事中は資料で散らかっているデスク。
そのまん中、誰からも手が届くところにかかさず置かれているのがおやつです。
周囲は美味しい飲食店に恵まれた今池ですが、なにかと時間に追われ、外へ食事に出ようにもままなりません。
持ちこんだり、差し入れで頂いたり、出張の手土産だったりする由来さまざまなたべものをいつも視界の端にしのばせて、今日も営業中。いらっしゃいませ!