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某月某日



 『the アートシアター』という企画が始まりました。記念すべき第一弾の上映作品は『ミツバチのささやき』です。ビクトル・エリセの長編第1作で代表作。今なお語り継がれる珠玉の名作です。という決まり文句を軽々と飛び越え、その輝きはいつまでも色あせない。この辺りの経緯については名古屋シネマテーク通信7月号のシネマテーク評論をお読みくださいぜひとも!ユーロスペース支配人の北條誠人さんインタビューでバッチリです。webでも読めます。シネマテークのHPの批評&インタビューほにゃららをクリックするとあります。何故『ミツバチのささやき』から始めるのか。本作を知ってる人は納得の理由だし、未見の方は見たくなると思うんです。
 私といたしましても、ひとりの少女が暗闇に映る光をじっ…と見る、暗闇でとても大切なものと出会う(それは孤独な少女にとって一筋の光)だから、『ミツバチ…』は映画館で見たほうが(ごく控えめに言って)いいなって思います。闇と光とささやかな音だから。『エル・スール』も上映します。こちらも必見です。
 初日に配給会社、アイ・ヴィ・シーの森田さんが美味しい焼き菓子と共に駆けつけてくださいました。ありがとうございます&ごちそうさまです!(t,t)

某月某日



 2017年は『人生フルーツ』の年だったと、後年振り返ることになりそうです。再アンコールってことは三度目の上映です。こんなのって初めてです。再アンコールの初日に伏原健之監督の舞台挨拶がありました。それもあって満員でスタートできました。ありがとうございます。なんですけど、その後も途切れることなく連日満席の状態が続いています。そういうわけですのでお電話などの問い合わせもたくさんいただきます。ありがとうございます。弊館は小さいですので「出来る限りお早めにお越しください」「それでも満席になり」「満席に」のような対応になってしまい申し訳なく思います。満席満席って申し上げてるとなんだか威張ってるみたいで恥ずかしくなったりもします。ですが、事実を正確にお伝えしなければいけませんし、お客様にはご覧になっていただきたいです。申し訳ありませんが出来る限りお早めにお越しください。
 そういえば、ご高齢のご夫婦のドキュメンタリー映画って増えてるような…。事実に基づいたドラマなども。年をとっても夫婦で仲良く健康で活き活きと充実した暮らしがしたい。私もそう願っています。そのために『人生フルーツ』が多くの方に強く求められているのかなあと思ったりします。
 伏原監督から梅花堂の鬼まんじゅうを頂戴してしまいました。ありがとうございます。地元の名物ってなかなか食べる機会がないので嬉しかったです。ごちそうさまでした。
 監督の舞台挨拶は6月24日(土)にもございます。(t.t)

某月某日



5/27(土)から公開の『リトル京太の冒険』(大川五月監督)チームから杉浦青さんがご挨拶に来てくださいました。
豊橋市出身。大学で撮影技術を学び現在はタイでのロケ作品を製作中の若手プロデューサーです。
当館ではお母さまとご一緒に園子温監督の『気球クラブ、その後』をご覧になったとうかがい嬉しかったです。
おみやげに四季おこのみあられを頂きました。
大変ありがとうございます。
帰省中の豊橋からいらっしゃったので「ちくわ」にしようかと・・・・・・ええ!豊橋のちくわ、最高においしいですよね・・・・・・でも母が、仕事中の皆さんにちくわってなんだか・・・・・・。
この会話を耳にしてスタッフ内に、ちくわ・・・・ちくわ・・・・のアンセムが響いたらしくおいしいあられをいただきながら、今晩はちくわを買ってかえるプランも。
母上さま、アドバイスもご馳走さまでした。
『リトル京太の冒険』も繊細でちょっと可笑しくもある家庭の息遣いが映像化された傑作です!(NY)

某月某日



 もし自分の親が認知症などで介護が必要になったら、病気の症状や介護のことで親を憎んでしまったら、記憶が失われ私のことを忘れてしまったら。私の親は両方とも元気にしているので介護への不安は尽きません。経験された方の話を聞いているとそれは突然始まり生活が大きく変わってしまう、ということはわかる。やらなきゃいけないことがたくさんあってものすごく忙しくなって辛いこともいっぱいあって、経験しないとわからない。経験した方も、もしまた次があればそれは以前と違うこともあると思う。レビー小体型認知症は幻視や幻聴の症状がある認知症です。『話す犬を、放す』熊谷まどか監督はお母さまがこの病気と診断されたことがきっかけになって脚本を書いたそうです。監督のお母さまにも過去の記憶と結びついたものが見えたり聞こえたりしたのだろうか。そのときに、映画みたいだなって、監督はちらりと思わなかっただろうか。映画は見えるはずのないものが見えたり、聞こえるはずのないものが聞こえたりする表現でもあるからです。きっと数多くのご苦労をなさったでしょうからそのような感想を持つのに申し訳ない気もいたしますが、見終わったときにそう感じました。母親の介護という避けられない事態となり、娘はそこで自分自身と真剣に向き合うことができ、過去の家族の秘密も明らかになり、互いに何かが吹っ切れた?母と娘。演じる田島令子さんとつみきみほさんがほんとうの親子のように見えました。
 先週末から公開がスタートし、初日に熊谷監督が舞台挨拶にお越しくださいました。揚げ饅頭のお土産と共に。ありがとうございます。美味しくいただきました。(t,t)

某月某日



 『標的の島 風かたか』公開がスタートし三上智恵監督が舞台挨拶にお越しくださいました。おかげさまで大盛況の初日を迎えることができました。ありがとうございます。抗議行動中に逮捕された沖縄平和運動センターの山城博治議長さんの裁判が3月にあり翌日に保釈されたそうです。(このお話の瞬間、客席からはおおーと歓声が)勾留期間5ヶ月。その間に辺野古の工事が再開したり高江のヘリパッドは完成したりしてなんとも言えない気持ちになります。共謀罪ができたらどうなってしまうんだろう。
 配給の東風の渡辺さんもご一緒でお土産をいただいてしまいました。いつもいつもありがとうございます。メープルマニアメープルバタークッキーというお菓子です。バターが挟んであるメープルシロップ味のクッキーで甘くて美味しい。ごちそうさまでした。(t.t)

某月某日



すらっと伸びた細くて長い手足と、これまた細い首の上に乗っかった小さな顔、多過ぎず少な過ぎない栗色の髪、大きな瞳、生まれ変わったらアンナ・カリーナのようになりたいと見る度に願わずにははいられない。ゴダールの映画の中の彼女は格別だなあと思います。説明不要!と申し上げがちになってしまうのですが、お若い方たちと接したときなどに、ゴダールとアンナ・カリーナのタッグは未見だという声を聞きます。その度にうらやましくなります。これから初めて見られるのだなあと。初見の衝撃が忘れられない『はなればなれに』ぜひご覧くださいませ。
 公開初日に配給会社のコピアポア・フィルムの野崎さんがいらっしゃいました。『ぎんざ空也』のお菓子をお土産に頂戴してしまいました。ありがとうございます。バターと抹茶のクッキーに小豆と白いんげんの餡がはさんである『空いろ つき』というお品です。あ、ですので味は4種類です。クッキーの風味と軽やかな餡がぴったり合い、とっても美味しいです。袋に書いてある原材料を見てたら手亡豆とありました。調べてみたら、成長してもツルが伸びなくて支柱が不要=手がかからない豆のことだそうです。白いんげんは手亡豆…何でも勉強だなあと思います。(t.t)

某月某日



『VILLAGE ON THE VILLAGE』の黒川幸則監督は、もともと三重県のご出身で、名古屋シネマテークにも幾度もいらしていたそうなのですが、監督作品の上映は『VILLAGE…』が初めて。企画の売り込みにもわざわざ脚を運んでいただいたりして、その熱意は並々ならぬものがありました。
 公開初日にはもちろん舞台挨拶。主演の田中純一郎さんとスペシャルゲストの古池寿浩さんのライヴ&トークも独特な雰囲気でした。そして、数日間の滞在で、豊田や岐阜へも出かけた監督は、すっかりタビガラスな風情に。
 そんな黒川監督が差し入れてくださったのが、サクサクのガレット。甘さ控えめで、まさにサクサクといただいてしまいました。缶も素敵です。(永)

某月某日



 何故だか台風の難を逃れ続けている東海地方ではありますが、『五島のトラさん』公開がスタートしました。大浦勝監督が舞台挨拶に駆け付けてくださり、おかげさまでにぎやかな初日となりました。
 五島列島でうどんと塩の製造業をなさってる犬塚虎夫さん(トラさん)夫婦と幼児の頃から親の手伝いの域を超えて働く7人のお子さんたちを長い時間、22年に渡り撮り続けたドキュメンタリー映画です。トラさんのバイタリティー、要するに生活力が半端なく、それをもろに受ける家族の反発や、それと同等の深い深い愛情との葛藤に呆気にとられたりホロリとさせられたりしました。五島という島で生きていくことを常に考えていてアイデアを次々と実現させ、それらを子どもたちに伝えていき、たとえ島から出て行っても自分の道に進んでいけるよう育てた上げたトラさん。がしかし、何だかご立派過ぎて見ている途中までイマイチ親近感が持てなくて・・・というのは、わたくしは子どもがおらず恥ずかしながら未だに親に心配をかけているような身分ですので反発心が出ちゃってたんですが、あるところからこの人も普通の人みたいなところがあるんだなあと思いました。トラさんはお酒が好きでやめられなかった。さらに、好きというよりも飲まずにはおれない飲み方をするようになるんです。もし彼が酒をやめて、ついでにタバコもやめて長生きしてたらものすごく立派なお父さん、で終わっていたかもしれないなあと思いました。家族からも周囲の人たちからも愛されて尊敬されて、だけど弱いところもある。好きなものは無理してやめたりしなかった(もしかしたらやめようとしたのかもしれないけども)。うどんも塩も子育てもトラさん的には決して無理はしてなくて(ものすごく頑張ってるけれども)やりたいことをやりたいようにやりきった。自分の信念を貫き家族を幸せにした。いい生き方だし死に方だなあって、客席側の1人として思いました。
 監督から長崎土産を頂戴しました。一口よりもやや大きいバームクーヘンの中にクリームが詰まった「長崎物語」です。美味しくて食い出があります。ごちそうさまです&ありがとうございました。
 
 追記。
 仕事上がりに「虎屋」のうどんを購入。トラさんのうどんです。その日の晩ごはんでざるうどん、後日に釜揚げうどんで頂きました。しっかり茹でて蒸らして頂くのがよろしいかと。8分のところで味見して、ちょうど良かったので火を止め、数分蒸らしました。個人的には釜揚げうどんが好みです。名古屋シネマテークにて販売中です。(t.t)

某月某日



監督や俳優の皆様が劇場を訪ねてくださる機会は結構あって、舞台挨拶やトークなど、とても楽しいひとときを迎えることができています。今日は『マンガ肉と僕』の二日目。なんと、原作小説の著者、小説家の朝香式さんがいらしてくださいました。小説家の御来館は珍しいことです。先日【丸善ゼミナール】のゲストを快く引き受けてくださったおりにも、全力で映画化作品を応援してくださっていたのですが、今回も映画をご覧になるついでに舞台挨拶まで! なんと、これまでにすでに4回もご覧になっているそうですが、これで5回目。全部異なる場所でのご鑑賞で、その都度、印象はずいぶん違っているとのことです。さらに、名古屋公開中に少なくとも(!)もう一回はご覧になるとのこと。またまた別の印象、生まれるのでしょうか。

劇場にもお気遣いいただいて、差し入れてくださったのが、ANGELINAの焼き菓子。マンガ肉よろしく、両手にもってむしゃむしゃと平らげてしまいそうです。(永)

某月某日



 ニースのテロの衝撃と死者の数がニュースを見る度に増えていって、トルコではクーデター未遂による犠牲者が、との報道が止まない中『シリア・モナムール』名古屋公開初日を迎え、配給の『テレザとサニー』大竹さんと有田さんが舞台挨拶におこしくださいました。ここ数年で監督以外のスタッフの方が舞台挨拶をされる機会が増えてきたようにおもいます。山形国際ドキュメンタリーフィルムフェスティバルで本作を見て、自分たちで劇場公開しようとおもったそうです。その経緯や作品に対する熱い想いを丁寧にお話ししてくださいました。たくさんの方々に見て欲しい。これに尽きます。
 ドキュメンタリー映画を見ることはニュースや報道番組を見ることとは違っていて、作者を(監督を)通した世界を見ることです。その人が見て、どう感じて何を考えたのか。作品の数だけ世界があって、世界は果てしなく多様性に満ちていること、そしてそのことで絶望したり希望を持ったりできる。スクリーンは世界を見る窓です。と、わたくしはおもっています。
 本作では1001人の人たちが撮った映像で作られています。シリアの人々が理不尽に受けるあまりに惨い状況も、儚くもささやかな美しい瞬間もあります。インターネットでつながった一組の男女が交わしていく愛がこの映画を完成させています。
 鎌倉の銘菓「鎌倉 半月」をお土産で頂戴しました。ぱりぱりの薄くて甘い皮(?)にクリームが薄く挟んである。とても美味しくて意外と食い出があります。ありがとうございます。ごちそうさまでした。(t.t)

Appendix

プロフィール

cineaste

Author:cineaste
ここは名古屋シネマテークの事務所です。
仕事中は資料で散らかっているデスク。
そのまん中、誰からも手が届くところにかかさず置かれているのがおやつです。
周囲は美味しい飲食店に恵まれた今池ですが、なにかと時間に追われ、外へ食事に出ようにもままなりません。
持ちこんだり、差し入れで頂いたり、出張の手土産だったりする由来さまざまなたべものをいつも視界の端にしのばせて、今日も営業中。いらっしゃいませ!